お城で有名なカステロ・ディ・アマロッサ。いつも多くの人が訪れて賑わっているワイナリーです。カタカナにしにくいのですが、「カステッロ・ディ・アモローサ」のように書かれているのも見かけます。
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カステロ・ディ・アマロッサは、トスカーナの中世の城を再現し公開しているカリストガにあるワイナリーです。
以前は外からお城を見るだけというのも可能でしたが、最近は、予約がないと門をくぐることすらできなくなりました。お城を見たい方は、ぜひ予約してから訪れてください。
夢の実現
1885年にイタリア移民ヴィットリオ・サトゥイによって設立されたV. サトゥイ・ワイナリーは、1920年の禁酒法により一時閉鎖を余儀なくされていました。ヴィットリオの曾孫にあたるダリオは、閉鎖された後のワイナリーで暮らしながら、家業を復活させることを夢見て育ちました。
1975年、50年以上眠っていたワイナリーを再開させたダリオは、かつて旅したヨーロッパで魅了された中世の城、修道院、宮殿、農家、ワイナリーの風景から、ある事業の青写真を描きます。それは、「イタリアンスタイルのワインを、本物の中世の城のような環境の中で、一般の人に直接販売したい」というものでした。
ダリオは、1994年、ワイナリーの建設にとりかかります。「このようなものを偽造することはできない。正しくやるか、本物でないことが知られるかのどちらかだ」というこだわりのもと、700〜800年前に使われていたのと同じ方法と材料だけを使い、この城を建造しました。
完成までには、8000トン以上の地元の石と、ヨーロッパから輸入された100万個近くのアンティーク・レンガが使われました。内装を飾るためにヨーロッパから運ばれた古い資材や調度品のコンテナは200個以上。建設には実に15年の歳月が費やされました。
そうして、2007年、完成した城が一般公開されたのです。
城の体験
カステロ・ディ・アマロッサ(アマロッサ城)には、堀、跳ね橋、5つの塔、中庭、礼拝堂、さらには本物の中世の拷問器具が備わる拷問室や武器庫まで、全部で107の部屋があります。どれ1つとして同じ部屋はありません。
ガイド付きツアーでは、ワイン製造プロセスだけでなく、城の歴史を知ることもでき、通常では入れない部屋にも案内してもらうことができます。各部屋のそれぞれ異なる装飾、手書きのフレスコ画や手作りのシャンデリアなど、見どころ満載です。14世紀に建てられたトスカーナの城を忠実に再現した建物。その建築を見にくる人も後を絶たないのです。
イタリア風ワイン
カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、サンジョヴェーゼなど、イタリアにインスピレーションを受けたワインを専門とするこのワイナリーは、ナパバレーのユニークなテロワールと伝統的なイタリアのワイン製造スタイルを反映したワイン造りにこだわっています。
予約するティスティング内容によってそれぞれ違う城の部屋で、これらのワインを体験することができます。
イベント
城では、年間を通じて様々なイベントが開催されています。中世の祭り、収穫祭など。また、相談すればオーダーメイドのプライベート・イベントを開催することもできます。
体験
予約がないと入ることができません。事前に予約をとっておくことをお勧めします。
Seated Tasting Experience
豊富なメニューの中から5種類のワインをティスティングできます。城の2階を自由に見学することができます。ノンアルコールのマスカット・カネリ・グレープジュースがあり、子供(2〜20歳)も一緒に楽しむことができます。
Diamond Estate Tour & Wine Tasting
城の最上階、拷問部屋、武器庫、最先端の生産エリアなどを案内してもらうツアーと、ワイン5種類のテイスティングが楽しめるお勧めのツアーです。
Cheese & Charcuterie Wine Pairing Tour
城内のガイドツアーの後、イタリアン・スタイルのワインに合うよう選ばれた地元産チーズや生ハムなどを食べながらのくつろいだテイスティングを楽しむことができます。ワインは6種類を選ぶことができます。
Cabernet Is King
カステロ・ディ・アマロッサの受賞カベルネ・ソーヴィニヨンを集中的に堪能できるテイスティングです。スパークリングワインのウェルカムから始まり、専属シェフによるお料理とともに楽しめます。
ワイナリーやレストランのアレンジもお願いできる、日本語で安心のツアーがあります。購入したワインを日本に発送してくれるサービスもあります。
専用車で行くワイナリー巡り熱気球、サイドカー、自転車、カヤックなど、ナパバレーを満喫できる各種ツアーはこちら!
ナパバレーを楽しむ各種ツアーこのサイトに掲載している情報は、執筆時の最新情報を確認していますが、営業時間や予約が必要か否かなどの要件は随時変わっております。特に、コロナを経て変化が目まぐるしくなっておりますので、現地を訪れる際には必ず、事前に訪問先のホームページなどで最新情報を直接ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。