海外で運転するのはちょっと緊張しますね。私の経験を踏まえて、カリフォルニアで運転する時気をつけたいことをまとめました。
アフィリエイト広告を利用しています。
ナパバレーには観光客が便利に使える公共の交通機関がありません。そのため、サンフランシスコからの移動にしても、ワイナリー巡りにしても、移動の手段を何か用意しなければなりません。リムジンなどの送迎サービスを利用する、Uberなどの個人タクシーを利用する、ツアーを利用するなどの方法が考えられます。小さなお子さんがいたり、好きな時に好きな所へ自由に行動したい方は、レンタカーを借りて自分で運転するのも便利でいいですね。
カリフォルニアで運転することになった時、日本とは違う点、注意したいポイントなどをご紹介していきます。
ワイナリーやレストランのアレンジもお願いできる、日本語で安心のツアーがあります。購入したワインを日本に発送してくれるサービスもあります。
専用車で行くワイナリー巡り国際免許
言うまでもないことではありますが、国際免許証は必ず準備してください。
レンタカーを借りる際には、パスポート、国際免許証と、場合によっては日本の本物の免許証も提示する必要があるかもしれません。必要な書類は、予約の際に確認しておくことをおすすめします。
レンタカー会社
先日遊びに来てくれた方の話ですと、サンフランシスコの治安悪化の影響か、サンフランシスコ市内でレンタカーを借りられるところは見つけられず、空港で借りる必要があったとのことでした。レンタカー会社はたくさんありますが、事前に予約をして、どこから出発できるのかをきちんと確認した方が良さそうです。サンフランシスコの治安の悪化は著しいので、くれぐれもご注意ください。
以前サンディエゴでレンタカーを借りた時には、安いところを選んだせいか、サイドミラーが割れていました。指摘しても「あー、大丈夫でしょー」程度。アメリカあるあるです。万が一の際、最初から割れていたと主張できるよう写真を撮っておくといった対策も必要ですが、ある程度お金を払っても、きちんとした会社から借りるというのも大切なことかもしれません。
契約の際には、返却の際ガソリンは満タンにして返すのか?時間が超過した場合いくら追加されるのか?万が一があった場合どうなるのか?など、契約内容をきちんと確認しておくこともおすすめします。
飲酒運転
こちらも言うまでもないことではありますが、飲酒運転が禁止なのはアメリカも同じです。ですので、運転手を引き受ける方は、残念ながらワインのテイスティングはできないということになってしまいます。ちょっと悲しいですけど…。
ナパバレーは、みなさんがワインを飲みに来るところでもありますので、警察はよく巡回しています。万が一があってはせっかくの旅行も台無しになってしまいます。どうかくれぐれもご注意ください。
車線と運転席
さて、車を借りていざ運転です。
まずは運転席の位置が違います。これは、日本でもそういう車に乗っている方があるかもしれませんね。私は、こちらに来たばかりの頃、焦って曲がろうとした際ワイパーを動かしてしまったなんてことが度々ありました。(今でも、どっちだっけ?と時々なります…)
そして、車線です。アメリカは右側通行です。これは、気をつけて意識していないと間違ってしまうかもしれません。私も一度、右折した際に左車線に入ってしまったことがありました。幸い対向車が来ていなかったのでことなきを得ましたが。右折、左折の際にはくれぐれも注意してください。
右折といえば、特に注意書きがない場合、右折は赤信号でも安全が確認できれば進むことができます。もちろん走っている車が優先です。青信号でないと右折してはいけない場合には、信号にその旨書いてある場合が多いです。これは日本とは違うルールかと思います。
また、サンフランシスコなど都市部の車線の多い大通りでは、右側の車線はバスやタクシーの専用レーンになっていることがあります。自転車専用レーンのあるところもあります。わかりやすく表示されているので大丈夫かと思いますが、間違って侵入してしまわないように気をつけたいところです。
ストップサイン
ストップサインのあるところは、必ず一時停止して安全を確認してから動き出します。これは見逃さないように要注意です。
なかなか難しいのが 4-way stop です!3-way stop もあります。全方向にストップサインが付いている交差点です。私は、初めて見た時、行ける気がしないーと思ったものです。でも、実はルールは簡単。交差点に一番最初に入った車から順に出るだけなのです。みんなが止まる→一番最初だと思った人が出る→次の人が出る…と、そんな具合です。渋滞している場合には、前、右、手前、左と、みんなの行く順番をよく見ておけば大丈夫。その順番で自分の番も回ってきます。ただし、いらちな人がいたり、曲がる車がいてタイミングが難しかったりする場合もありますので油断禁物です。しっかり停止して、周りの様子をよく確認し、譲り合う気持ちを持っていれば大丈夫かと思います。ちなみに、もしもどう考えても2台同時だった!という場合は、右側の人に優先権があります。とはいえ、だいたいアイコンタクトやハンドサインで譲り合って出発しています。
歩行者
歩行者が渡ろうとしていたら、止まって譲らなければならないのは絶対です。横断歩道のあるところでは尚更絶対です。横断歩道でも信号のないところもありますので、慣れない道では注意が必要です。結構大きな通りでも、信号も横断歩道もないところをガンガン渡ってくる人もいますので、気をつけて見ているようにしてください。
ハンドサイン
日本では、こっちへおいでの時、手のひらを下に向けて指をキュッキュとする動作をするかと思います。それは、こちらでは、”あっちいけ”のサインになってしまいます。相手の車に先を譲る時、歩行者に道を譲る時には、手のひらを横にして指をキュッキュと動かします。2本指だけの人もいますかね。いずれにしても、手のひらの角度は横か少し上です。
スピード制限
制限速度は場所によって異なりますが、一般的には、ハイウェイでは65〜70マイル/時(約104〜112キロ/時)、市街地では25〜35マイル/時(約40〜56キロ/時)くらいとなっています。流れに乗っていれば大丈夫だとは思いますが、スピード違反は厳しく取り締まられますので注意してください。
ハイウェイ
ハイウェイといっても色々です。サンフランシスコからナパを目指す時に使う”101”や”80”は、片側に4車線も5車線もあったりして、かなり広いです。分離帯があって壁に囲まれていて、日本の高速道路のような感じになっています。一方、ナパバレーを縦断している”29”は、途中から片側1車線の普通の道のようになります。
高速料金はかかりません。ですので、どこでおりてもどこで乗っても大丈夫です。出口も結構頻繁にあるので、少しくらい間違えても気にしなくて大丈夫です。ただ、橋を渡る時には通行料がかかる場合があります。多くの場合は、片側だけが請求されるという仕組みになっています。(行きはよいよい、帰りは…という感じです。)
車線の数が多い場合、ここは意識しないとつい…となってしまうかもしれませんが、いわゆる走行車線は右側です。追越車線が左。右側通行ですから当たり前といえばそうなのですが、最初はちょっと戸惑ったものでした。
交通量の多いところではカープールレーンが設定されています。曜日や時間帯を定めて、2人以上や3人以上など複数同乗していないと通行してはいけないなどの制限があるレーンです。場所によってルールが違いますので、道路脇にある看板をよく見るようにしてください。複数人が同乗する場合には、このレーンを利用すれば渋滞をある程度回避することができます。場所によっては、有料のカープールレーンもあります。
踏切
ナパバレーにはワイントレインが走っているので、踏切があります。踏切は、最初は戸惑う人が多いのではと思います。日本では一時停止が必要ですが、こちらでは必要ないのです。止まってしまうと逆に危ないですから、くれぐれも気をつけてください。
駐車のルール
路上駐車の場合、ルールは場所によって違います。基本的には、縁石が赤は駐車禁止。白はローディングゾーンといって、ちょっと止まって人や荷物を下ろすだけといった場合にはOK。青は身体障害者として認定されている車のみが停められる所です。
パーキングメーターが付いている所では、最近はクレジットカードで支払えることが多いと思います。停めた場所の番号を記憶する、もしくは支払った際のレシートをダッシュボードに置いておくなどの方法があります。少しの間でも、きちんと支払わないと悲しいことになるかもしれません。
サンフランシスコやバークレイなどの街では駐車料金が必要になる場合が多いですが、ナパはだいたい無料です!ダウンタウンにも無料の駐車場がいくつもあります。
なお、サンフランシスコでは最近、路上駐車や警備員のいない駐車場で車上荒らしが横行しています。車の中の見えるところに荷物を置かないなど、くれぐれも気をつけてください。ナパではそんなには聞きませんが、残念ながら時々はあるようです。車の中に荷物を置いていく必要がある場合には、トランクに入れる、見えないようにしておくなど工夫した方が安心です。
シートベルト
運転席、助手席はもちろん、後部座席でもシートベルトは必須です。小さなお子さんの場合は、レンタカー会社に確認し、チャイルドシートを用意した方が安心かと思います。
緊急時の対応
万が一の事故や車のトラブルが発生した場合には、911(緊急通報)に連絡し、必要な措置を取りましょう。レンタカー会社の契約内容を確認しておくことも大切です。
慣れない土地での運転は、疲れるかと思います。休憩をとりながら、安全運転で楽しめますように。