日本人ならぜひ一度は訪れたいワイナリーです。辻本憲三さんは、もしかしたらナパバレーで一番有名な日本人なのかもしれません。ケンゾー・エステートは、日本人スタッフもいて日本語でのツアーもあり、安心して訪れることができます。豊かな自然に囲まれた広大な敷地に広がる茶畑を思わせるような美しいぶどう畑は必見です。
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ケンゾー・エステートは、カプコンの創業者としてゲーム業界での成功で知られる日本の実業家、辻本憲三氏によって作られました。ナパバレーの丘陵地帯に位置するこのワイナリーは、ニューヨークのセントラルパークの5倍にあたる470万坪の広大な敷地を持っています。豊かな自然に囲まれた、とても美しいワイナリーです。
歴史
1990年代初頭、カプコンの取得したこの土地を、事業計画の頓挫により、辻本氏が個人的に買い取ったことから、ケンゾー・エステートの物語は始まりました。
この土地は、広大な敷地面積、天然の水源、ユニークなテロワールによって、地元のぶどう栽培者たちを魅了していました。辻本氏は、この土地をぶどう畑として開墾する大きな可能性を感じたのです。
ぶどうの栽培を始めた後、辻本は、一流ワイナリーのぶどう畑を手がける有名なぶどう栽培者、デヴィッド・エイブリューと出会います。エイブリューはこの土地の無限の可能性を信じ、それまでに植えられていたぶどうの木を全て植え替えることを条件にチームに加わりました。これにより、他では見ることのできない美しいぶどう畑が誕生したのです。
その後、著名なワインメーカー、ハイディ・バレットもチームに参加します。そうして、世界最高峰のワインに匹敵するような、優れた、それでいて親しみやすいワインを造り出したのです。バレットは2022年にチームを去り、現在はマーク・ネインズがその職務に就いています。
エステート
ケンゾー・エステートは、ナパバレーの標高480メートルの山間に位置します。広大な手付かずの自然の中で、ぶどうの木が植えられているのは敷地面積のたった4%を占めるに過ぎません。湧水からできた湖、小川、多様な植物、野生動物たちに守られてワイナリーが存在しています。起伏に富んだこの土地は、ぶどうに幅広く豊かな味わいをもたらしているのです。
ワイナリー
著名な建築家からなる建築会社バッケン・ギリアム&クローガー(Backen, Gillam & Kroeger)が設計したワイナリーの建物とケイブ(洞窟)は、天然の木と石が調和した魅力的なもので、伝統的なカリフォルニアの納屋のスタイルに日本の影響を取り入れています。
ワイナリーに隣接する丘の斜面に直接造られた熟成用ケイブは、太陽熱を吸収して14~16度という自然な涼しさを作り出し、手作業によって丁寧に作られたワインはここで眠っています。
ワイン
ケンゾー・エステートは、テロワールの個性と豊かさを映し出すワインのレパートリーを生産することに誇りを持っています。ドメーヌのフラッグシップであるボルドー・スタイルのブレンド「紫鈴(りんどう・rindo)」のような力強い赤ワインから、プロヴァンス・スタイルのロゼ「結(ゆい・yui)」のような爽やかで生き生きとしたワインまで、ケンゾーのワインは豊富でバラエティに富んでいます。清涼感と芳醇さを併せ持つ白ワイン「あさつゆ(asatsuyu)」は、3年連続、全米でのベスト・オブ・ソーヴィニヨン・ブランの栄誉に輝いた人気のワインです。
レストラン
2016年、ケンゾー・ エステートは、ワインとともに本格的な日本料理を提供するため、その名を冠したレストラン「ケンゾー・ナパ」をオープンしました。このレストランは、ミシュランの星を4年連続で獲得し、ワイン・スペクテーター誌の優秀賞を毎年受賞しています。
体験
Current Release Tasting
時間が限られている場合、ケンゾーエステイトのワインコレクションをティスティングすることのみを楽しむこともできます。
Estate Tour & Tasting
ぶどう畑、ワイナリー、ケイブを巡るツアーの後に、テイスティングを楽しむことができます。
Tour & Tasting with Bouchon Plate
ツアー&テイスティングと共に、有名シェフ、トーマス・ケラーの名店「Bouchon」のサンドウィッチを楽しむことができます。
日本語でのツアーをご希望の場合、その旨申し出る必要があります。日本語サイトもありますので、安心です。
https://www.kenzoestate.com/ja
ワイナリーやレストランのアレンジもお願いできる、日本語で安心のツアーがあります。購入したワインを日本に発送してくれるサービスもあります。
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ナパバレーを楽しむ各種ツアーこのサイトに掲載している情報は、執筆時の最新情報を確認していますが、営業時間や予約が必要か否かなどの要件は随時変わっております。特に、コロナを経て変化が目まぐるしくなっておりますので、現地を訪れる際には必ず、事前に訪問先のホームページなどで最新情報を直接ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。