ナパバレー 子連れ家族におすすめワイナリー5選

ナパバレー 子連れ家族におすすめワイナリー5選
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小さな子供がいるけれど、家族そろってナパバレーへ行きたい!そんな方におすすめの、子供も楽しめるワイナリーを5つ選んでみました。

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アメリカの法律では、アルコールは21歳からとなっています。それは、思うよりも厳格です。アルコールを購入する時にはIDの提示を求められますし、アルコールが飲めるエリアに21歳未満は立入禁止ということもよくあります。
ワイナリーは、ワインというアルコールを造り、テイスティングできるところです。そのため、21歳未満の同伴が許されないところも多くあります。それがたとえ赤ちゃんであっても。
とはいえ、全てがそうではありません。次世代につなぐためあえて子供を歓迎しているところ、単に家族や友人と楽しむためにもちろん子供も一緒にどうぞというところもたくさんあります。
そうした子供歓迎のワイナリーの中から、ナパで子育て中の私が、子供と一緒に楽しめるワイナリーを5つ選びました。ご紹介していきます。

目次

Hoopes Vineyards

とてもかわいらしく、のんびりしていて温かい雰囲気を持ったワイナリーです。様々な動物たちがいて子供たちも大喜びすること間違いなしです!

フープス・ヴィンヤードのオアシス・バイ・フープス
フープス・ヴィンヤードのオアシス・バイ・フープス

フープス・ビンヤードは、美食の街ヨントヴィルからすぐのところにある家族経営のワイナリーです。

歴史

1980年、スペンサー・フープスがオークヴィルに12エーカーの土地を購入した時から、フープス・ビンヤードは始まります。当初醸造家のためにぶどうを栽培していたスペンサーは、そのカベルネ・ソーヴィニヨンが最高であると多くの人の賞賛を得て、それならば自分で造ろうとワイナリーを始めました。
現在は、娘であるリンゼイ・フープスがその後を継いでいます。

持続可能な農法と動物保護

リンゼイは、地域の生物多様性を豊かにし、ナパバレーの農業コミュニティの健康と長寿を守るため、再生可能な農法を採用しています。
また、30頭以上の家畜を保護し、動物保護サンクチュアリを設立しています。夫と2人の息子に加え、2匹の犬、そして豚、鶏、七面鳥、ヤギ、ロバと共に暮らしています。

アーロン・ポット

ナパバレーではとても有名なワイン醸造家、アーロン・ポットがフープス・ビンヤードのワインメーカーを勤めています。彼は、テロワールを尊重し、その特性を最大限に活かすことを哲学としています。そうした哲学がフープス・ビンヤードの考えと一致しているのです。

子連れにおすすめポイント

フープス・ビンヤードでは、庭園に作られたピクニックエリアでテイスティングを楽しむことができます。かわいらしいピクニックエリアのすぐ傍にはリンゼイが保護した動物たちの暮らすエリアがあります。大人たちがワインを楽しんでいる間、子供たちは動物を観察し、たわむれることができます。
タイミングが合えば、リンゼイの子供たちとも一緒に遊べるかもしれません。

フープス・ヴィンヤード入口
フープス・ヴィンヤード入口
Info

Hoopes Vineyard

6204 Washington St. Napa, CA 94558
要予約

https://www.hoopesvineyard.com/

Castello di Amorosa

お城を見るだけでも訪れる価値のあるワイナリーです。庭には羊などの動物もいるので、子供たちも大喜びすること間違いなしです。

カステロ・ディ・アマロッサ お城の塔
カステロ・ディ・アマロッサ お城の塔

カステロ・ディ・アマロッサは、14世紀に建てられたトスカーナの城を再現し公開しているワイナリーです。ナパバレーの北の方、カリストガにあります。

城へのこだわり

オーナーのダリオ・サトゥイは、かつて旅したヨーロッパの、色濃く残った中世の風景に魅了され、それを再現したいと望みます。「このようなものを偽造することはできない。正しくやるか、本物でないことが知られるかのどちらかだ」との考えから、700〜800年前に使われていたのと同じ方法と材料だけを使い、この城を建造することを決意しました。ヨーロッパから多くの資材や調度品を輸入し、完成までには実に15年の歳月がかかりました。

中世の城

アマロッサ城には、堀、跳ね橋、5つの塔、中庭、礼拝堂、さらには本物の中世の拷問器具が備わる拷問室や武器庫まで、全部で107の部屋があります。どれ1つとして同じ部屋はありません。
ガイド付きツアーでは、これらの部屋を解説付きで案内してもらうことができます。手書きのフレスコ画や手作りのシャンデリアなど、カリフォルニアでトスカーナへの旅を楽しめてしまいます。

子連れにおすすめポイント

カステロ・ディ・アマロッサのテイスティングには、子供向けのコースがあります。ノンアルコールのグレープジュースがふるまわれるのです。大人と一緒にテイスティングできて、子供にとってはちょっと背伸びしたような、うきうきする体験になります。息子がまだ小さな頃訪れた時には、息子も大人のマネをしてみたりしてちょっとうれしそうでした。そして、子供が退屈しないように塗り絵やおもちゃなども用意されていました。

カステロ・ディ・アマロッサで暮らす動物たち
Info

Castello di Amorosa

4045 St Helena Hwy, Calistoga, CA 94515
要予約

https://castellodiamorosa.com/

V. Sattui Winery

ワイナリーでもレストランでも、移動の車の中でも、おとなしく座っていなさいと言われるのは子供にとっては苦痛かもしれません。そんな時は、外でのびのびとピクニックはいかがでしょうか。

V. サトゥイ・ワイナリー入口
V. サトゥイ・ワイナリー入口

ナパで最高のピクニックが楽しめるV. サトゥイ・ワイナリーは、ナパバレーの中心地ともいえる賑やかなエリアにあり、お天気のいい日にはいつも混雑しています。

歴史

1885年、イタリアからの移民ヴィットリオ・サトゥイによって設立されたV. サトゥイ・ワイナリーは、1920年の禁酒法により一時閉鎖を余儀なくされていました。家業の復活を夢見ながら育ったヴィットリオの曾孫であるダリオ・サトゥイは、1976年にとうとうV. サトゥイ・ワイナリーを再興し、現在に至っています。

ワイナリー

ワイナリーは、印象的なイタリア風建築、緑豊かな庭園、広大なピクニックエリア、美しいぶどう畑、石造りのワイナリーとタワー、樽貯蔵室、博物館などがあり、温かく居心地の良い家族に迎えられたような魅力的な空間が作られています。また、職人手作りのデリ&マーケットプレイス、ジェラテリア、複数のイベントスペースなどもあり、多くの人の集う場所となっています。これは、「ワインは友人や家族と分かち合うのが最高だ」というV. サトゥイの信念によるものです。

子連れにおすすめポイント

V. サトゥイ・ワイナリーのピクニックエリアは、子供も大歓迎ののんびりした雰囲気です。その居心地のよさから、ナパバレーで最も人気のあるピクニックエリアの1つとなっています。マーケットプレイスにはピクニックに必要なものは何でもそろっていますし、週末にはバーベキューなどのフードトラックもやってきます。大人はワインを楽しみながら、子供たちは広い空間で走り回りながら、ゆっくりとした食事を楽しむことができます。
ピクニックに予約は不要ですが、曜日や時間帯によってはとても混雑しています。また、食べ物や飲み物の持ち込みは禁止されていますのでご注意ください。

V. サトゥイ・ワイナリーのピクニックエリア
V. サトゥイ・ワイナリーのピクニックエリア
Info

V. Sattui Winery

1111 White Lane, St. Helena, California 94574
ピクニックは予約不要ですが、テイスティングは要予約。

https://www.vsattui.com/

お気づきでしょうか。カステロ・ディ・アマロッサとV. サトゥイ・ワイナリーは、同じダリオ・サトゥイがオーナーです。ナパバレーは規制がどんどん厳しくなっていて、似たようなワイナリーを作りたいと思っても、もう許可が下りないことがほとんどのようです。正直ワインのお味については特筆すべきものはないのですが(小声)、”ワイナリーを観光地にする”ということについては、先見の明のあった方なのだなぁと思います。

Cakebread Cellars

おいしそうな名前のワイナリー。家族で楽しめるワイナリーツアーが用意されています。

ケーキブレッド・セラーズ入口
ケーキブレッド・セラーズ入口

ケークブレッド・セラーズは、ラザフォードにある家族経営のワイナリーです。

歴史

著名な写真家としてナパバレーで仕事をしていたジャック・ケークブレッドは、その自然の美しさとワイン造りの可能性に魅了されました。そこで妻ドロレスと共にラザフォードに小さな土地を購入し、1973年、ケークブレッド・セラーズは誕生しました。
現在は、デニスとブルースという息子たちが後を継いでいます。

持続可能性

ケークブレッド・セラーズは、早くから土地の健康と活力を確保することを重視し、持続可能性やオーガニックを意識したワイン造りに取り組んでいます。水や電力をリサイクルし、温室効果ガスの排出削減にも取り組んでいます。そうした姿勢は、仲間を大切にし、お客様をおもてなし、食事と共に楽しむ質の高いワインを造ることを目指す情熱ともつながっています。

子連れにおすすめポイント

ツアーテイスティングの中に「Family Tasting」が用意されており、家族で一緒に、ケークブレッド・セラーズの取り組む持続可能性などについて学ぶことができます。これは、ワインへの情熱を次世代と分かち合うためのツアーです。大人たちはテイスティングを楽しみ、子供たちの料金は無料で、ガイドの説明に耳を傾けることができます。

ケーキブレッド・セラーズぶどう畑
ケーキブレッド・セラーズぶどう畑
Info

Cakebread Cellars

8300 St Helena Hwy, Napa, CA 94558
要予約

https://www.cakebread.com/

Frog’s Leap Winery

ラベルも建物もかわいらしく、有機農法に対する姿勢も徹底しているワイナリーです。子供たちにとってはいい体験、いい勉強になるワイナリーかと思います。

フロッグスリープ・ワイナリー外観
フロッグスリープ・ワイナリー外観

フロッグスリープ・ワイナリーは、ラザフォードに位置するワイナリーです。

歴史

フロッグスリープ・ワイナリーは、1980年初頭、ジョン・ウィリアムとラリー・ターリーが、カエル養殖場だったFrog Farmでワイン造りを開始したことから始まりました。
ジョンは、ナパバレーの偉大なワインメーカーたちのもとで指導を受けましたが、中でもキャリアをスタートさせたStag’s Leap Wine Cellars(スタッグスリープ・ワインセラーズ)とFrog Farmを組み合わせ、Frog’s Leap Wineryと名付けられました。
1990年代にはRutherford(ラザフォード)への移転を経て、成長と持続可能な農法を推進し続けています。

持続可能な農業

創業者のジョンは、ぶどうの木は生きている知覚のある存在であると考えています。有機農法への揺るぎないこだわりを持ち、1988年以降、化学薬品や肥料は一切使っていません。代わりに、自然な方法に頼ってぶどう畑の健康を維持しています。
特徴的なのはドライファーミングです。ぶどうの木に水を与えないこの技術は、より濃縮された味わい深いぶどうを生むと共に、カリフォルニアの貴重な資源である水を節約することにもつながっています。
他にも、太陽光発電、地熱冷暖房システムなど、地球への影響を最小限に抑えるための努力を続けています。

子連れにおすすめポイント

Garden Barという屋外の施設では、子供やリードにつながれた犬も歓迎しています。美しい庭園やマヤカマスの山を眺めながら、のんびりとカジュアルなテイスティングを楽しむことができます。子供たちも一緒に、フロッグスリープの持続可能な農業への哲学を学ぶことができます。

フロッグスリープ・ワイナリーぶどう畑
フロッグスリープ・ワイナリーぶどう畑
Info

Frog’s Leap Winery

8815 Conn Creek Rd. Rutherford, CA 94573
要予約

https://www.frogsleap.com/

テイスティングツアーの多くは、少人数に1人の担当者がついて様々な解説をしてくれます。そのため、そのグループに合った対応をしてくれる場合がほとんどです。英語に興味のあるお子さんでしたら、そうした生の英語を聞くことも、自ら質問してみることも、とても貴重な体験になるのではないかと思います。それぞれのご家庭に合った楽しみが見つかりますように。

ワイナリーやレストランのアレンジもお願いできる、日本語で安心のツアーがあります。購入したワインを日本に発送してくれるサービスもあります。

専用車で行くワイナリー巡り

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