ナパバレーと言ったらオーパスワンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。おそらく、ナパバレーだけでなく、カリフォルニアだけでなく、アメリカで最も有名なワイナリーの1つ。もちろん世界的にも有名なワイナリーです。
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オーパスワンは、ナパバレーの中心オークヴィルに位置します。ナパバレーのアイコン「ロバート・モンダヴィ・ワイナリー」の斜め向かいです。オーパスワンは、フランスとアメリカの2つの強力なワイン文化の融合の証です。
オーパスワンの誕生
オーパスワンの物語は、1978年に形成された特筆すべきパートナーシップから始まります。1人は、フランスボルドーの伝説とも言われているバロン・フィリップ・ド・ロートシルト。彼は、フランスの5大シャトー「シャトー・ムートン・ロートシルト」のオーナーです。もう1人は、「カリフォルニアワインの父」とも言われているロバート・モンダヴィ。彼はアメリカのワインを世界に知らしめた立役者で「ロバート・モンダヴィ・ワイナリー」のオーナーです。この2人は、ワイン造りに対する強い情熱を共有していました。意気投合した2人は唯一無二のワイン造りに着手。このワイナリー・ベンチャーの立ち上げは、ワイン産業の一大ニュースとなりました。フィリップ・ド・ロートシルトの動きは、急成長するナパバレーのワインに一層の格を与えたのです。
1984年にリリースされたファーストビンテージは、ボルドーの優雅さと複雑さ、そしてナパバレーの大胆さと豊かさを併せ持った素晴らしい完成度でした。それは「安いけれどいまひとつ」と思われていたアメリカワインのイメージを覆すのに十分なものでした。この頃のナパバレーにおいて、オーパスワンは間違いなく最高峰のワイナリーでした。
オーパスワンのラベルには、東を向いたモンダヴィと、西を向いたフィリップの横顔が描かれています。
オーパスワンの名前の由来
Opus One とは、音楽用語で「作品番号1番」の意味を持ちます。”1本のワインは交響曲。1杯のグラスワインはメロディのようなもの”との思いから命名されました。英語圏でもフランス語圏でも読めるようラテン語にしたと言われています。
ワイナリー
スコット・ジョンソンという名高い建築家によって設計されたワイナリーは、ヨーロッパの厳格さとカリフォルニアのモダニズムが調和しています。この建物が建てられた当時、このような建築は珍しく、非常に話題となりました。象徴的な石灰岩のデザインと優雅なアーチは、周囲のぶどう畑に溶け込み、印象的な風景を提供しています。
ぶどう畑
オーパスワンはナパバレーでも名高いオークヴィルAVA(American Viticultural Area)の西部に広大な4つのぶどう畑を持っています。そのうち2カ所は著名なトカロン・ヴィンヤード内にあります。68ヘクタールもの土地を持ちながら、実際にはそのうち70%しか利用していないといいます。残りの30%は、苗の植え替えをしたり、土地を休ませたりするためい使い、常に畑が良い状態になるよう徹底的に管理されているのです。持続可能な農業に焦点を当て、最良のぶどうを収穫するだけでなく、環境を守り、保全することにも力を入れている証です。
ワイン醸造へのこだわり
オーパスワンのワインの素晴らしさの秘訣は、ぶどう畑の管理だけでなく、その生産方法にもあります。ぶどうは全て手摘みで収穫され、少量ずつ箱に入れ、果実を潰さないよう丁寧にワイナリーに運ばれます。収穫されたぶどうは1粒ずつスキャンされ、一定の基準を満たしたぶどうのみが選出され醸造されます。そして、新樽比率100%のフレンチオークで約18ヶ月間熟成されます。その後瓶詰されたワインは、さらに15ヶ月間保管された後、晴れて世にリリースされます。
オーパスワンは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、マルベックのブレンドによって造られています。それぞれの品種の比率は、収穫の出来によって毎年異なります。オーパスワンのワインは、そのバランス、複雑さ、そしてシルキーなタンニンで知られており、しばしばダークフルーツ、アニス、シダーのフレーバーが感じられます。新しいフレンチオークでの熟成は、トースティなバニラとスパイスの層を加えます。
オーパスワンの当たり年
オーパスワンの当たり年はいつでしょうか?
パーカーポイントによると、2016年と2018年が当たり年といえます。
ワインはぶどうから造られるものです。ワイン造りは農業なのです。ぶどうの出来、不出来がワインのクオリティを大きく左右します。そのぶどうの出来、不出来に大きく関わるのが天候です。「当たり年」とは、ぶどうの栽培にとって最適な天候で収穫できた年のことを指し、厳密には、ワイナリー(ぶどう畑)によって異なります。
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セカンドラベル オーバーチュア
オーパスワンは高くて手が出せないという場合には、セカンドラベルのオーバーチュアがあります。
セカンドラベルの名前、オーバーチュア(Overture)もオーパスワンと同じく音楽用語で、「序曲、前奏」を意味するラテン語です。
マルチヴィンテージと言って、複数のヴィンテージをブレンドして造られているのが特徴で、若くても非常に飲みやすく、リリース直後から楽しむことができます。生産量が極めて少なく希少なワインですが、オーパスワンを彷彿とさせる高品質のワインを比較的安価で味わえる、非常にコストパフォーマンスの高いワインです。
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体験
オーパスワンでのテイスティングは完全予約制です。
知識豊富なスタッフのガイドでテイスティングを楽しんだ後、ワイナリー内部を見学し、ワイナリーの歴史やぶどう栽培、ワイン醸造について学ぶことのできるコース。また、テイスティングのみを楽しむコースがあります。
優雅なテイスティングルームで、様々なヴィンテージのニュアンスを堪能することができる素晴らしい体験です。
オーパスツー?オーパススリー?
オーパスワンの成功により、ロバート・モンダヴィはさらなる情熱を燃やしました。
モンダヴィの「イタリアの地で歴史に残る偉大なワインを造りたい」という情熱に共感したのが、イタリアトスカーナの名門「マルケージ・ディ・フレスコバルディ」のヴィットリオ・フレスコバルディです。フレスコバルディは、トスカーナでも屈指のワイン生産地モンタルチーノをその舞台に選びました。2人のビジョンによって誕生したのが、今でも非常に高い評価を得ている「Luce(ルーチェ)」です。
さらにモンダヴィは、新たな可能性を求めチリの地へ赴きます。そこで、チリワインの先駆者でもあり、チリワイン王とも言えるエジュアルド・チャドウィックと出会います。意気投合した2人は、共同で最高のワインをプロデュースすることとなりました。こうして誕生したのが「Sena(セーニャ)」です。セーニャは、チリワインのクオリティの高さを世界に認めさせることに成功し、世界の最高傑作ワインと並ぶスーパープレミアムワインとなりました。
これらのワイナリーは、オーパスワンに続くワイナリーとして、オーパスツー、オーパススリーと言われることもあります。
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ナパバレーを訪れたら、一度は体験してみたいワイナリ、オーパスワン。ぜひ優雅なひとときをお過ごしください。
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ナパバレーを楽しむ各種ツアーこのサイトに掲載している情報は、執筆時の最新情報を確認していますが、営業時間や予約が必要か否かなどの要件は随時変わっております。特に、コロナを経て変化が目まぐるしくなっておりますので、現地を訪れる際には必ず、事前に訪問先のホームページなどで最新情報を直接ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。