ナパダウンタウンで歩いてまわれる:専門家が選んだナパバレーおすすめテイスティングルーム5選

Napa Downtown Tasting Room
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ナパのダウンタウンにはテイスティングルームが続々オープンしています。ワインバーなども含めると約35〜50軒にもなるのだそうです。

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ワイナリーでワイン造りの様子を見たり、ぶどう畑を眺めながらのテイスティングは素晴らしい体験です。とはいえ、1軒1軒にある程度の時間を要しますし、ワイナリーを巡るにも1つ1つ距離が離れていますから、移動の足はもちろん、時間も考慮する必要があります。
そんな心配をせずに、なるべく多くのワイナリーのワインを味わってみたいのだ!ということでしたら、ダウンタウンのテイスティングルームを歩いてまわるのは素晴らしいアイディアです!
今日はナパのダウンタウンを見てみましょう。ナパ在住の専門家が、ナパのダウンタウンでおすすめテイスティングルームを5つピックアップしてくれました。

目次

Mayacamas Downtown

プロ

マヤカマス・ヴィンヤードは100年以上の歴史を誇るワイナリーで、1950年代から一貫した手法によってワインを生産しています。生産するワインの種類は少ないのですが、そのどれもが非常に高い水準を保ったおすすめワインです。
マヤカマス・ヴィンヤードは、マウント・ヴィーダーという山の上の方にあります。ワイナリーは素晴らしいところなのですが、なかなか距離があるため、ダウンタウンでテイスティングできるというのはとてもうれしいことです。

歴史

1889年に設立されたマヤカマス・ヴィンヤードは、長い年月の中で何回かオーナーが変わりました。そんな中にあってもワイン造りの伝統を引き継ぎ、守り続けています。現代化の時代においても伝統的な製造技術にこだわり続ける姿勢が、このワイナリーをさらに特別なものにしているのです。1976年のパリの審判テイスティングには、1971年のヴィンテージが選ばれたことも特筆すべきです。
2013年には、ワイナリーの所有権はショッテンシュタイン・ファミリーに移りました。彼らは完全有機農法を導入し、土地の健康とぶどうの樹の樹齢を将来の世代に保証するための持続可能性への取り組みを始めました。伝統を守ると同時に、品質が向上し続けるよう小さな改善を積み重ねていく。新旧の手法を融合させることでよりよいワインを守る努力を続けているのです

テロワール

マヤカマス・ヴィンヤードはマウント・ヴィーダーの高地にあるため、ぶどう栽培に理想的なマイクロクライメート(涼しい朝霧と暖かい午後の日差し)の恩恵を受けています。岩が多く火山性の土壌は、ワインに独特のミネラリティを加え、複雑な味わいと香りを生み出します。これら自然の要素の組み合わせが、深みと長寿命を持つワインの創造に寄与しています。

ワイン・ポートフォリオ

マヤカマス・ヴィンヤードは、そのエッセンスを完璧に表現するカベルネ・ソーヴィニヨンで特に有名です。これに加えて、シャルドネ、メルロー、その他限定的な品種のワインを生産しています。

体験

ナパのダウンタウンでは、現行ヴィンテージ、ライブラリーヴィンテージ、ボトル購入、グラスワインのテイスティングからお好みの体験を選ぶことができます。コーヒーテーブル・ブック、革製品、マヤカマス限定グッズも販売しています。

Info

Mayacamas Downtown

1256 First Street, Napa, CA 94559
要予約
https://www.mayacamas.com/visit/downtown/

Vintners Collective

プロ

ヴィントナーズ・コレクティブは、小規模ワイナリーのワインが共同で運営しているテイスティングルームです。1箇所でいろいろなワイナリー、しかも希少なワイナリーのワインが楽しめる、とてもお得なスペースです!

ナパダウンタウンのビントナーズ・コレクティブ外観
ビントナーズ・コレクティブ外観

特徴

ヴィントナーズ・コレクティブは、ナパ、ソノマの家族経営の小規模ワイナリーの提携テイスティングルームです。小規模ワイナリーというからには本当に小規模で、それぞれのワイナリーが25〜300ケースほどの生産量であることも特筆すべきです。こうしたワイナリーが力を合わせて、より多くの人に自分たちのワインを伝えるためにこのヴィントナーズ・コレクティブは運営されています。

建物

ヴィントナーズ・コレクティブの建物は、1875年に建てられたイタリア様式の旧酒場兼売春宿です。この建物は、国定史跡に指定されています。当初は酒場、醸造所、売春宿として使われてきた建物ですが、現在では、ナパ市内で最も古い商業ビルとして知られています。2002年、ギャレット・マーフィとキム・エラスミがここにヴィントナーズ・コレクティブを開業しました。

ここでテイスティングできるワイナリー

  • Ancien Wines
  • Flanagan Vineyards
  • Las Bonitas
  • R. A. Harrison
  • Tournesol
  • Buoncristiani Family Winery
  • Hailstone Vineyards
  • Localism
  • Roy Estate
  • Vinoce
  • Carboniste
  • Hertelendy Vineyards
  • Longfellow
  • Surh Cellars
  • Ellman Family
  • Carte Blanche
  • KrisTodd
  • Patel Napa Valley
  • Tela

体験

屋内バーでのカッジュアルなテイスティング、かつて売春宿だった2階席でのリザーブワインテイスティング、スーパークリング、ピノ、カベルネなど、生産量が少なく優れたワインメーカーのワインをセレクトした特別のテイスティングなどが楽しめます。テイスティングは、カスタマイズも可能です。

Info

Vintners Collective

1245 Main Street, Napa CA 94559
テイスティング内容によって要予約
https://www.vintnerscollective.com/

Alpha Omega Collective

プロ

比較的新しいながらも大人気のアルファ・オメガ。ここのワインがセントヘレナまで行かなくても飲めるというだけでなく、サンルイスオビスポのトロサ、スペインのプリオラートのぺリネのワインも体験できてしまう、とてもお得なテイスティングルームです!

ナパダウンタウンのアルファ・オメガ・コレクティブ外観
アルファ・オメガ・コレクティブ外観

Alpha Omega

アルファ・オメガは、カリフォルニアのサンルイスオビスポで弁護士、ぶどう栽培者、醸造家として活躍していたロビンと、国際的なホテルのインテリアデザイナーとして活躍していたミシェル・バゲットによって2006年に設立されました。ぶどう栽培者でもあったロビンは、最高品質のワインを作り出すために精力的にナパ全域のぶどうを買い付け、各畑特有の特性を可能な限り自然に表現することを目指したワイン造りをしています。さらに、環境に優しい取り組みを進めていることでも知られています。

Tolosa Winery

トルサ・ワイナリーは、アルファ・オメガを設立したロビン・バゲットが最初に作ったワイナリーです。ロビン・バゲットは、牧場主になることを夢見てサンルイスオビスポにやってきました。そこで彼は、この土地が、冷たい太平洋の風と古代海床から石灰岩に至る土壌などのユニークな微気候により、ピノ・ノワールとシャルドネのぶどうを栽培するのに最適な場所であることに気づきます。そうしてぶどう栽培を始め、パートナーのボブ・シーベルハットとジム・エフィアードと共に1998年に設立されたのがトロサなのです。

Perinet

ぺリネ・ワイナリーは、スペインバルセロナから南西に約90分、プリオラートの北部に位置します。プリオラートは、リオハと並びスペインで最上位の「特選原産地呼称」に指定されている、カタルーニャ州にあるワイン産地です。ぺリネは、プリオラートで最大かつ最高のワイナリーで、カリニャン、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、メルローなどのぶどうを栽培し高品質のワインを生産しています。
2017年、ロビン・バゲットは、このぺリネの株式を取得し、アルファ・オメガとトロサに加えてスペインのワイナリーでポートフォリオを強化しました。

体験

アルファ・オメガ・コレクティブでは、ナパバレーのアルファ・オメガ、ボルドーにインスパイアされたサンルイスオビスポのトロサ、そしてスペインのプリオラートのぺリネのワインをそれぞれ楽しむことができます。
アルファ・オメガ・コレクティブは、ナパのダウンタウンだけでなく、ヒールズバーグ、パッソ・ロブレスにもあります。

Info

Alpha Omega Collective

1245 First Street, Napa, CA 94559
要予約
https://www.alphaomegacollective.com/

Vineyard 29 Tasting Room

プロ

Vineyard 29は、少量生産でとてもいいワインを作っているワイナリーです。セントヘレナのマヤカマス山脈の北西部にあり、ちょっと遠いので、ダウンタウンでテイスティングできるのはお得です!

ナパダウンタウン ビンヤード29テイスティングルーム外観
ビンヤード29テイスティングルーム外観

ワイナリー

Vineyard 29の特徴は、環境への影響を最小限に抑えるように設計されたワイナリーです。2002年に完成した石造りのワイナリーは重力を基本とし、自家発電システム、地下井戸、ケイブなど、最先端の技術を駆使し、環境に配慮したワイン醸造プロセスを実現させています。
同時に、旧世界の理論である「エレヴァージュ」を取り入れ、手作業での収穫など、ぶどうの木やワインそれぞれに注意深いケアを施しています。

体験

ナパダウンタウンのテイスティングルームでは、友達とボトルをシェアしたりなど、カジュアルにワインを楽しむことができます。リビングルーム風の席と、バースタイルの席もあります。

Info

Vineyard 29 Tasting Room

1300 First Street, Suite 305, Napa CA 94559
予約をおすすめします
https://vineyard29.com/visit/vineyard-29-tasting-room-in-downtown-napa/

Chateau Buena Vista

プロ

元のワイナリーはソノマの老舗ワイナリーですが、フランス人のジャン=シャルル・ボワセ(JCB)の傘下に入り、とてもおもしろくなりました。ジャン=シャルル・ボワセという人はなかなかぶっ飛んでいて、内装もかなり特徴的。チョコレートやキャビアもあって、話題性抜群のテイスティングルームです!

ナパダウンタウンのシャトー・ブエナ・ビスタ外観
シャトー・ブエナ・ビスタ外観

ワイナリー

ブエナ・ビスタは1857年に設立され、ソノマからナパにまたがるカリフォルニア初の高級ワインを生産すするワイナリーの1つでした。ソノマ郊外にあるオリジナルのワイナリーは、現在カリフォルニア歴史建造物に指定されています。
2011年、ブエナ・ビスタは、フランスのブルゴーニュ地方に歴史的なワイナリーとルーツを持つ、有名でカリスマ的な一族であるボワセ・ファミリー・エステーツの傘下に入りました。ジャン=シャルル・ボワセが率いるボワセ・ファミリーは、ワイナリーの創設者、自称「ブエナ・ビスタ伯爵」のアゴストン・ハラスティが、150年前に創造した想像力豊かなビジョンと比類なき遺産を引き継ぐことに情熱を持って取り組んでいます。

シャトー・ブエナ・ビスタ

ナパのダウンタウンにあるシャトー・ブエナ・ビスタは、1929年築のゴードン・ビルディングを利用したアールデコ調のテイスティング・ルーム。シャンパンとJCBコレクションのキャビア、カベルネ・ソーヴィニヨンとアース&スカイ・チョコレートの手作りチョコレートを楽しむことができます。ベルベットのバンケットやバカラのシャンデリアの下のバーも必見です。

シャトー・ブエナ・ビスタの特徴的な内装
シャトー・ブエナ・ビスタの特徴的な内装
Info

Chateau Buena Vista

1142 1st St, Napa, CA 94559
ハッピーアワー以外は要予約
https://buenavistawinery.com/chateau-buena-vista-napa/

素敵な時間が過ごせますように。

ワイナリーやレストランのアレンジもお願いできる、日本語で安心のツアーがあります。購入したワインを日本に発送してくれるサービスもあります。

専用車で行くワイナリー巡り

熱気球、サイドカー、自転車、カヤックなど、ナパバレーを満喫できる各種ツアーはこちら!

ナパバレーを楽しむ各種ツアー

このサイトに掲載している情報は、執筆時の最新情報を確認していますが、営業時間や予約が必要か否かなどの要件は随時変わっております。特に、コロナを経て変化が目まぐるしくなっておりますので、現地を訪れる際には必ず、事前に訪問先のホームページなどで最新情報を直接ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。

Napa Downtown Tasting Room

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