ナパバレーのテロワールへの強いこだわり：フロッグス・リープ・ワイナリー

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フロッグス・リープ・ワイナリーは、ラザフォードに位置し、オーガニック農法やバイオダイナミック農法を取り入れた持続可能なワイン造りを実践する家族経営のワイナリーです。

歴史

フロッグス・リープ・ワイナリーの歴史は、コーネル大学でワイン造りに魅了されたジョン・ウィリアムズがカリフォルニアでその道を志すことから始まります。1970年代初頭にナパバレーに到着したジョンは、偉大なワインメーカーたちのもとで指導を受けました。カリフォルニア大学デイビス校で醸造学を学んだのち、1980年初頭には、ラリー・ターリーと共にカエル養殖場だったFrog Farmでワイン造りを開始しました。
ワイナリーは、ジョンがキャリアをスタートさせたStag’s Leap Wine Cellars（スタッグスリープ・ワインセラーズ）とFrog Farmを組み合わせ、Frog’s Leap Wineryと名付けられました。
1990年代にはRutherford（ラザフォード）への移転を経て、成長と持続可能な農法を推進しています。

フロッグス・リープの考えるテロワール

フロッグス・リープでは、「テロワールとは、そのワインを地球上の他のどのワインとも違う味にするために組み合わされた、影響と作用の総体である」と定義しています。
創業者のジョンは、ぶどうの木は生きている知覚のある存在で、環境から情報を得て、自ら決断して成長していると考えています。太陽の角度、月の満ち欠け、惑星の引力、土壌の温度と水分含有量、土壌生物が発する化学的シグナル。鳥がいつやってくるかも知っているし、周囲の昆虫やそのライフステージにも精通していると考えているのです。この考えのもと、責任ある農法を通してテロワールを提供しています。
また、耕作可能な土地のおよそ10％は、果物やオリーブの果樹園、食用菜園などの代替作物に充てています。このような努力は、ぶどうの木を強化するだけでなく、良き土地の管理者としての義務でもあると考えています。

持続可能な農業

フロッグス・リープは、有機農業への揺るぎないこだわりを持ち続けています。1988年以降、ワイナリーは化学薬品や肥料の使用を避け、代わりに自然な方法に頼ってぶどう畑の健康を維持しています。
2004年には、ナパグリーンの認定を受け、太陽光発電も導入されました。ワイナリーの建物には革新的な地熱冷暖房システムを採用し、地球への影響を最小限に抑えるための努力を続けています。
地元の大規模な山火事と干ばつの状況に深く心を動かされたジョンは、現状に安住することなく、サステイナビリティに対する会社の取り組みについて、新たな方法で精査を続けています。

ドライファーミング

フロッグス・リープの最も特徴的な実践の一つはドライファーミングです。この技術は、ぶどうの木に水を与えないことを意味し、根が水分と栄養素を求めて土壌の奥深くに伸びることを強いるものです。その結果、より濃縮された味わいのぶどうが生まれ、より深みと複雑さを持つワインになります。これは卓越したワインを生産するだけでなく、カリフォルニアの貴重な資源である水を節約することにもつながります。

多様なワインのポートフォリオ

フロッグス・リープは、特にナパの代表的な品種であるカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、メルローに焦点を当てた様々なワインを生産しています。それ以外にも、ジンファンデルやソーヴィニヨン・ブランでも知られており、伝統を守りながら革新を図るフロッグス・リープの能力を示しています。

体験

フロッグス・リープへの訪問は、要予約です。当日でも、オンラインまたはウォークインで係の人に直接予約を取ることもできます。

 　Responsibly Farmed, Sustainably Produce
庭園とぶどう畑を望むテーブルでの、6名までの着席テイスティング。

 　Garden Bar
マヤカマスの山々を一望できる庭園のバーでのカジュアルなテイスティング。保護者同伴の子供、リードにつながれた躾のいい犬も参加できます。

 　Rooted in Rutherford
敷地内をウォーキング・ツアーで周った後、着席してテイスティングを楽しみます。フロッグスリープの有機栽培と再生農法への取り組みについて深く知ることができます。

 　Private Virtual Tasting Experiences
テイスティング・キットを購入し、好きな場所で、ワイン・スペシャリストとバーチャルでつなげたテイスティング体験を楽しめる新しい試みです。