子連れで楽しむナパバレー：子育て中のローカルによるガイド

本サイト内で紹介しているワイナリーやレストラン、観光スポットについて、子連れOKのところをまとめたページを作りました。ぜひこちらも参考にしてみてください。
子連れで楽しむナパバレー

ワイナリー

ナパバレーといったらやっぱりワイナリー。ぶどう畑の風景や、ワイン造りの様子は子供にとっても興味深いものがあると思いますので、ぜひ連れて行ってあげたいですよね。
ただし、注意が必要なポイントがあります。
アメリカの法律では、アルコールは21歳からと決まっています。しかもかなり厳格。アルコールを飲めるエリア、つまりワイナリーでもワイン屋さんでもテイスティングできるエリアには、21歳未満は立入禁止というところもよくあります。
若く見える場合、明らかに21歳を超えていても、アルコールを購入する時にはIDを提示しろと言われることもよくあります。特にアジア人は若く見られますので、自分は明らかに21歳以上に見えるだろうと思っていても許されない場合もあります。相手がどう見えようとも、IDを提示してもらうのがお店のルールというところももちろんあります。そのため、小売店なども含めてワイン（に限らずアルコール）を購入する予定のある方は、パスポートなど、生年月日が確認できる公的書類を携帯した方が安全です。

また、ハイエンドのワイナリーなどでは、お客様の体験を重視するゆえ、そもそも21歳未満の来訪をお断りしているところもあります。
こうしたことを踏まえて、ワイナリーを訪問予定の場合、予約の際に子供の年齢を告げて確認をとった方が安全です。

ワイナリーはあきらめなくてはいけないのか？とは思わないでくださいね。大丈夫です。子供連れ歓迎のファミリーフレンドリーなワイナリーもたくさんあります。
例えば、お城の建物で有名なCastello di Amorosa（カステロ・ディ・アマロッサ）では、2〜20歳までの子供向けのテイスティングコースがあり、ぶどうジュースを飲ませてくれます。

また、V. Sattui Winery（V. サトゥイ・ワイナリー）はピクニックで有名で、子供を遊ばせながら安心して食事をすることもできます。

訪れたいワイナリーを見つけたら、そのワイナリーの「Visit」などのページをチェックして確認してみるといいかと思います。「子供も歓迎しますよ」「21歳未満はお断りします」といったことが明記してあるワイナリーもあります。本サイトでも、ファミリーフレンドリーなワイナリーには「子連れ」タグをつけていますので、参考にしてみてください。

レストラン

多くのレストランが子連れでも大丈夫です。声の大きな人が多いので、多少騒がしくても大丈夫なところも結構あります。キッズメニューのあるレストランでは、多くメニューが塗り絵になっていてクレヨンと一緒に渡してくれたりします。レストランによっては、取り分けるお皿や小さなスプーンなども用意してくれるところもあります。店員さんもフレンドリーな方が多いので、子供をかまってくれる方もいます。
ただ、やはり高級なレストランでは子供を歓迎しない場合もあります。そういう場所は、子供を預けて大人が楽しむ場所なのです。ですので、家族でレストランを訪れる際には、カジュアルなところを選ぶようにすれば安心して食事することができるでしょう。どうしても高級レストランを訪れたい場合には、予約の際にあらかじめ子供の年齢を告げておく方が安全です。

食べ物、その他赤ちゃんグッズ

うちの息子は好き嫌いが激しく、外食は口に合わずに食べないことも多くありました。そんな時は、子供が食べられそうなものを買ってなんとか食べてもらわなければなりませんよね。特に旅行先だと心配になってしまいますね。そんな時駆け込むのにぴったりのお店をご紹介します。

Target

Target（ターゲット）は、生活雑貨や食品も売っているスーパーマーケットのようなお店です。
お菓子類をはじめパンやチーズやヨーグルトなど、子供が食べられそうなものがきっと見つかるかと思います。また、赤ちゃん用の離乳食、おむつやお尻ふきなどもあります。その他、おもちゃや洋服もありますで緊急時にも何か調達できるかと思います。また、緊急事態がなくても、おみやげにいいものも見つかるかもしれません。

Whole Foods

Targetにあるものよりももう少しヘルシーなものを求める場合、Whole Foods（ホールフーズ）をおすすめします。
Whole Foodsは、オーガニックなど、体にいいものを集めた高級スーパー的位置付けのお店です。生鮮食品だけでなく、ここにも、ヘルシーなお菓子やヨーグルト、離乳食などもあります。デリもありますので、お好みのお惣菜を好きなだけ買うこともできます。もしも同じものを買うことになるのだとしたら、Targetよりは割高になります。
Whole Foodsの隣には、駐妻のみなさんにも大人気なTrader Joe’sもあります。Trader Joe’sでも、子供の食べられそうなものやおみやげにいいものが見つかるかもしれません。

アウトドアアクティビティ

ワイナリーだけでは、子供は飽きてしまうかもしれませんね。そんな時には何か体を動かすアクティビティに挑戦してみるのもいいかもしれません。

トレイル

ナパバレーには多くのトレイル（散歩コース）があります。多くは無料、もしくは駐車料金のみで入れますので、景色を堪能しつつ歩いてみるのも気持ちがいいかもしれません。
とても広い敷地にあるトレイルが多いので、水や食料を必ず持参する、決まった道以外には入らない、暗くなる前に戻れるところまでしか行かないなど、自己防衛策は必ず怠らないでください。また、夏場はほとんど雨が降らず乾燥していますので、足元が砂だらけになってしまうところもあります。汚れてもいい歩きやすい靴はもちろん、子供の着替えも必要になるかもしれません。
ポイズンオークという触ると皮膚がただれてしまう木や、Tick（日本でいうところのマダニ）という刺されると重大な病気につながる虫もいますので、むやみやたらに茂みの中に入ったりすることは避けた方が良いでしょう。
そうした基本的なことに気をつければ、気持ちのいいお散歩が楽しめることと思います！

サイクリング

ナパバレーには、Napa Valley Vine Trailという自転車で走りやすいトレイルがあります。ナパの南にあるVallejo（ヴァレッホ）からナパバレーの北の端にあるCalistoga（カリストガ）を結ぶ47マイルのトレイルを作る計画で、現在は、ナパからYountville（ヨントヴィル）までを結ぶ12.5マイルが完成しています。
ヘルメットや鍵も含めた様々な種類の自転車を貸してくれるレンタル屋さんもあります。ぶどう畑の景色を眺めながら、のんびりとサイクリングするのも特別な経験になること間違いありません。

公園

子供のストレス発散には、公園で遊ぶのも気軽でいいですね。公園はたくさんあるのでどこでももちろん大丈夫ですが、その地域の治安を知らないと、思いがけず危ないことに巻き込まれる可能性もないとはいえません。
そんな時、おすすめなのはYountville Parkです。
ヨントヴィルは美食の街として知られていて、数多くのレストランやデリなどの建ち並ぶ街です。この街にある公園は、治安も良く、観光客がいても浮かない雰囲気なので居心地がいいかと思います。公園内には子供の遊べるプレイグラウンドと共に、ピクニックテーブルや芝生のエリアもあります。デリで買った食べ物や飲み物を持ち込んでピクニックを楽しむのもいいですね。ここには、比較的まともなトイレがあるのも大きな魅力の1つです。

宿泊

プールやボーリング施設のあるホテルもあります。そういうところを選んで子供と遊ぶのもいいですね。また、ホテルによってはクリブ（ベビーベット）を貸してくれるところもありますので、チェックしてみることもおすすめします。
また、バケーションレンタルを利用すれば、もっと気軽に自由に楽しめるかもしれません。

移動手段

ナパバレーでの移動に公共のバスなどを利用するのはなかなか難しいかと思います。そのため、何らかの形で移動手段を準備する必要があります。
小さなお子さんがいるとなると、レンタカーが自由で気楽かもしれません。トイレもどこがきれいで、どこにおむつ替え用のスペースがあるかはわかりません。そのため、私はほとんど車の中でおむつ替えをしていました。車が1台あれば、そうした需要にしても、荷物にしても便利であることは間違いないと思います。ただし、当たり前ですがワインはアルコールです。運転手の方はワインテイスティングをすることができなくなりますので、そこが問題かなと思います。
そんな時は、家族向けのタクシー／リムジンサービスを利用するという手もあります。