ガソリンスタンド？おしゃれコーヒー＆フード・スタンドなのです：ステーション

セントヘレナは、ナパバレーの北の方に位置する小さな街。おしゃれなレストランやホテル、お土産物を探すのにちょうどいいお店などが並んでいて、ショッピングをしながらお散歩するのにぴったりのところです。その一角に2019年にオープンしたのがステーションです。

誕生

大人気ハンバーガーチェーン「ゴッツ・ロードサイド」の経営者として知られ、ワインメーカーでもあるジョエル・ゴットは、2018年、セントヘレナの古いガソリンスタンドを購入しました。同時に、閉店したばかりのシンディーズ・バックストリート・キッチンも買い取り、そのスペースを、近くにあるゴッツ・ロードサイドとステーションのキッチンとして使用することを明らかにしました。
買い取られたガソリンスタンドは、ナパからハイウェイ29号を北上するとちょうどセントヘレナの入り口に当たるところにあるランドマーク的な存在。残念ながら閉店してしまったシンディーズは、とても人気のあったレストランでした。このニュースは地元でも大きな話題となり、みんなの期待を膨らませました。
セントヘレナには、モデル・ベーカリーという有名なベーカリーがあり、またこのガソリンスタンドの隣にはサンシャイン・マーケットという高級グロッサリーストア（スーパーマーケット）があります。しかしそれ以外には、さっと持ち帰れるようなカジュアルな朝食やランチの選択肢はそれほどありませんでした。ジョエル・ゴットはそこに目をつけたのです。

雰囲気

ガソリンスタンドをそのままリノベーションしたこのステーションは、白とモスグリーンを基調とした清潔で明るい空間です。ガレージにあたる部分にサンドウィッチやクッキーなどの並ぶディスプレイがあり、そこで食べ物と飲み物を注文することができます。その脇には、おみやげなども探せそうな、ちょっとした雑貨や食べ物、飲み物が並ぶコーナーもあります。地元の人や観光客でいつも賑わっている、明るく活気のあるお店です。
ほんの少しだけですが、屋外のテーブルと椅子も用意されているので、空いていれば、ここで買ったものをその場で食べることもできます。
そしてなんと、ガソリンも給油することができるのだとか。レンタカーで訪れる方は、トライしてみてもいいですね。

メニュー

サンフランシスコで大人気のベーカリー、タルティン（Tartine）にインスピレーションを得て作られたというこのお店には、様々なメニューが並びます。クロワッサン、ドーナツ、ペストリー、サンドイッチやエッグタコス、グレインボウルなど。さらにはピザも豊富です。
コーヒーに力を入れていて、サンフランシスコを拠点とするサイトグラス・コーヒーのコーヒーを味わうことができます。その他、チャイラテや抹茶ラテ、コンブチャ（「昆布茶」ではなく、お茶を原料とした発酵食品で、体にいいと人気がある飲み物です。）などもあります。

朝7時からオープンしていますので、朝食を買いに行くのもよし。ワイナリー巡りの合間にランチやスナックなどを買いに行くのもよし。ここで購入したものをホテルの部屋や、公園などで食べるのも楽しいですね。