ロバート・モンダヴィ・ワイナリーは、友人、知人が初めてナパへやってきてくれる時、必ずと言っていいほど連れて行くワイナリーです。ナパといったらモンダヴィ。やっぱりはずせないワイナリーだと思うからです。
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ロバート・モンダヴィ・ワイナリーは、ナパバレーのメインストリート、ハイウェイ29沿い、ナパバレーの中心地とも言えるオークヴィルに位置します。斜め向かいにはあの有名なOpus Oneがあります。
オーパス・ワン・ワイナリーは、シャトー・ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロッチルト男爵とロバート・モンダヴィの間でボルドー風のブレンドを作る合弁事業として1978年に誕生したワイナリーなのです。
歴史
ロバート・モンダヴィ自身によって1966年に設立されたワイナリーは、世界の偉大なワインと肩を並べるワインを生産することを目指していました。ロバート・モンダヴィのビジョンは明確で、ナパバレーは、ヨーロッパの古いワイン生産国と肩を並べるワインを生産できると信じていたのです。その考えは間違っていませんでした。今日、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーは、プレミアムワイン、革新的な技術、土地への深い敬意の代名詞となっています。
革新
当初からロバート・モンダヴィは実験と革新に専念していました。彼は、白ワインに低温発酵、ステンレススティール発酵タンク、フレンチオーク樽熟成を導入しました。目指したのは単に手法の問題ではなく、すべてのブドウから最高のものを引き出し、その個性を理解し、そのエッセンスをボトルの中で輝かせることでした。
評価
ロバート・モンダヴィ・ワイナリーは、世界的に有名なト・カロン・ヴィンヤードを含む、ナパバレーで最も評価の高いぶどう畑のいくつかを所有しています。ト・カロン・ヴィンヤードは、世界でも最高級のカベルネ・ソーヴィニヨンを生産することで有名な、第一級畑なのです。モンダヴィはまた、ナパバレーで最初にソーヴィニヨン・ブランを植えたことでも知られています。
そんなぶどう畑を有するロバート・モンダヴィ・ワイナリーのワインは、アメリカ国内のみならず世界的に高い評価を得ています。リッチでフルボディのカベルネ・ソーヴィニヨン。爽やかなフュメ・ブラン。1本1本のボトルがナパバレーのテロワール、造り手の情熱、そしてロバート・モンダヴィのレガシーを物語っています。
”フュメ・ブラン”は、モンダヴィが造語した言葉。高品質のソーヴィニヨン・ブランを表します。
風景
ロバート・モンダヴィ・ワイナリーは、その見事な建築とホスピタリティへのこだわりでも知られています。ワイナリーのシンボルでもあるアーチとタワーは、ナパバレーのランドマークとなっています。ワイナリーでは、ワイン造りの工程、ぶどう畑の歴史、ワインテイスティングの技術について学べるツアーを開催しています。夏にはぶどう畑でコンサートが開かれることもあり、音楽とワインの楽しさを融合させています。ワイナリーはワイン教育にも力を入れており、ワインの世界をより深く知りたいと願う人々のために、セミナーやクラスを頻繁に開催しています。
持続可能性
環境に対する取り組みも特筆すべき点です。ワイナリーは持続可能な農業を実践し、水の使用量を削減し、土地が肥沃で生産的な状態を何世代にもわたって維持できるようにしています。
ロバート・モンダヴィ・ワイナリーは、ナパバレーを訪れるならぜひ一度は訪ねていただきたいワイナリーです。ここでは、ナパバレーの歴史、産地とぶどうの可能性を信じた男のビジョンを感じることができるでしょう。
工事中！
ところが、2023年現在、なんと、ハイウェイ29沿いにあるテイスティングルームは工事中なのです。工事の間、代わりにナパのダウンタウンにある”Arch & Tower（アーチ＆タワー）”という建物でテイスティングを楽しむことができます。でも、逆に言えば、ここでテイスティングを楽しめるのは今だけ！（だと思われます…）後々、あの時ダウンタウンでテイスティングしたんだ〜というのは、自慢になるかもしれません。さまざまなタイプのテイスティングを楽しむことができますので、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか？
新しくリニューアルするテイスティングルームも、今から楽しみですね。
体験
アーチ＆タワーの屋外テラス、またはナパのダウンタウンを見下ろす屋内でザ・エステーツ・コレクションから4種類のワインを楽しめます。1960年代のカリフォルニア料理にインスピレーションを得た料理チームが、現代人の味覚に合うようにアレンジした、軽めのメニューとのペアリングです。
ナパのダウンタウンを見下ろすオープンエアのラウンジで、トゥ・カロン・ヴィンヤードの4種類のトゥ・カロン・リザーブ・ワインを楽しめます。1960年代のカリフォルニア料理にインスパイアされた、3口ペアリングです。
ロバート・モンダヴィ・ワイナリーのワインと、1960年代のクラシックをモダンに表現した3つのメニューとのペアリングを楽しめます。
このサイトに掲載している情報は、執筆時の最新情報を確認していますが、営業時間や予約が必要か否かなどの要件は随時変わっております。特に、コロナを経て変化が目まぐるしくなっておりますので、現地を訪れる際には必ず、事前に訪問先のホームページなどで最新情報を直接ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。
